放送大学クイズ研究会ブログ

放送大学クイズ研究会に関する情報をお届けします。

オンラインクイズのクイックスタート

 当ブログではかなり噛み砕いてクイズについて説明していますが、全てをお伝えするにはかなり時間がかかりそうです。そこで、「いいからやろうぜ!」という方向けに必要な事項をコンパクトにまとめたのが当記事です。もしかしたら、この記事以外は本質的には不要かもしれません。

1.メンバーになる
 基本的にオンラインに限らず活動の連絡はLINEグループを通じて行います。参加資格は2020年4月6日現在設けておりません。次の1.1以降の手順でご参加ください。
 なお、LINEを利用していない/したくない場合は別途Twitterのグループメッセージをご用意しております。1a.の手順をご参照ください。LINEと情報の速報性や内容に差が出ることもございますのでご了承ください。

 1.1 当会Twitter(@OUJ_quiz)にDMでLINEでのお名前とともに加入希望の旨をお伝えください。
 1.2 担当者のLINE IDおよびQRコードを返信しますので、いずれかの方法で友達に追加ください。
 1.3 LINE上で所属や在住地域などについていくつか質問させていただきますので、ご回答ください。回答内容は活動場所の参考としたり、大学への団体申請の可能性の検討など、会の運営にのみ使用し、目的外の使用や第三者への提供はいたしませんので、ご協力をお願いいたします。
 1.4 LINEグループへの招待を送信いたしますのでご参加ください。以後、LINEを通じて活動情報を受け取ったり、交流したりすることができるようになります。

(LINEを利用しない場合)
 1.a 1.1のDMの際にLINEを利用しない旨お伝えください。意思確認ののち、Twitterのグループメッセージに追加させていただきます。以後、DMを通じて活動情報を受け取れるようになりますが、完全に同期されるわけではありませんので予めご了承ください。

2.Discordを導入
 2.1 Discordをダウンロードください。→https://discordapp.com/download
 2.2 インストールください。
 2.3 ID(「[アカウント名]#[4桁の数字]」の形)をDMかLINEで当会までお知らせください。
 2.4 担当者からフレンド追加のリクエストを送信しますので承認ください。
 2.5 会のサーバへの招待リンクをお伝えしますので、承認してご参加ください。

3.Skypeを導入(任意)
 3.1 Skypeをダウンロードください。→https://www.skype.com/ja/get-skype/
 3.2 インストールください。
 3.3 ログイン(アカウントがない方は作成)し、SkypeのIDをDMかLINEで当会までお知らせください。
 3.4 担当者から連絡先の追加をリクエストしますので承認ください。
 3.5 確認できましたら、会のグループチャット(「放送大学クイズ研究会」という名前です)に追加いたします。

4.長屋クイズアリーナの導入
 インストール作業は不要ですが、マニュアル(https://powami.herokuapp.com/nqa3/manual)をご参照の上、対応ブラウザの適正なバージョンがインストールされていることをご確認ください。
 プレイする際は、
 https://powami.herokuapp.com/nqa3
 にアクセスし、指定されたルームに入室ください。
 ミラーサイトとして
 https://powami.unubo.app/nqa3
 を利用することもあります。

5.PCOQ4の導入(任意)
 5.1 アプリケーションを含むzipファイルをダウンロードください。→https://drive.google.com/file/d/0Bx9Wjr_CdLqQMVpBVXY2U3hXYlk/view
 5.2 zipファイルを解凍ください。
 5.3 pcoq4-client.exeをダブルクリックで起動ください。
 5.4 参加者側であれば、サーバを立てた方からIPアドレスが伝えられるはずですので、ニックネームとIPアドレスを入力してサーバにログインください。

6.みんはやの導入
 6.1 AppStore(iOSの方)またはGoogle Play Store(Androidの方)から「みんなで早押しクイズ」をダウンロード、インストールください。
 6.2 みんはやを起動し、下部のフレンドボタンをタップし、フレンド一覧画面をお開きください。
 6.3 右下のフレンド追加ボタンをタップし、「あなたのコード」をDMかLINEでお伝えください。
 6.4 フレンドに追加いたしますので承認ください。

7.問題の入手
 入手方法は様々ですが、自主制作の電子書籍問題集が、Quiz Do内のページ(https://quiz-schedule.info/quizdo/?page_id=112)にて多数紹介されています。

 最近出来た電子書籍まとめサイトe-quizzing(https://e-quizzing.xyz/)にも多数リンクがあります。
 紙の問題集を含む通販はクイズ宅配便(https://q-tak.com/)が定評があります。
 また、短文基本問題で争われるabcという大会で過去に使われた問題が、http://qss.quiz-island.site/ から利用できます。

早押しクイズに必要な「道具」

 早押しクイズをするには、次に挙げる「道具」が必要です。踏み込むと色々あるのですが、当ブログでは極めてスタンダードな早押しクイズを想定して話を進めます。

 

(1)問題を徐々に伝える道具
 オフラインでは、主に出題者が問題文を読み上げることで提供される機能を実現するものです。問題文の内容を、情報ゼロから始まって問題文全体まで徐々に解答者に伝えていきます。時間と共に増える情報量を元に解答者はボタンを押すかどうかをリアルタイムに判断します。問題文が1文字ずつ順次表示されるクイズゲームも視覚を通して同じことをやっています。
 当ブログでは、音声を通じてこれを行う道具として、通話アプリケーションの「Skype」と「Discord」を紹介します。また、視覚を通じてこれを行う道具として、スマホ向けクイズゲームアプリの「みんなで早押しクイズ(みんはや)」を紹介します。

 

(2)最初にボタンを押した人を判定する道具
 オフラインでの早押し機に相当する機能です。未経験の方はまず触ったことがある方の方が少ないのではないでしょうか。テレビ番組で使うような道具ですが、複数の方が独自に製作した早押し機が出回っており、市中の大会やサークルではこれを使っています。
 オンラインでは、最初にボタンを押した(=解答意志を表明した)人を判定するのに専用のアプリケーションを使う方法がしばしば取られています。当ブログでは、Windows用アプリケーションの「PCOQ4」と、ブラウザベースで動作するWebアプリケーションの「長屋クイズアリーナ3」を紹介します。かつては「チャットでいち早く『?』とか『!』を発言した人に解答権」などの手法も使われていましたが先のアプリケーションの利便性と快適性によってあまり行われなくなってきています。

 

(3)得点状況を管理する道具
 正解や誤答を判定し、与えられた賞罰を反映させた状況を確認するためのものです。場の状況(点数、休み、勝抜、失格など)は、出題者にとっても解答者にとっても重要な情報ですので、多くの場合公開情報として扱います。オフラインでは、ホワイトボードに書き込んだり、プロジェクタで投影することで行います。
 オンラインでは、早押し判定を行うツールに得点管理機能が備わっており、それを利用することがほとんどです。

 

(4)問題
 忘れてはいけないのがクイズの問題です。自分で問題を作っても良いですし、書店でもクイズの問題集が売られています。外部にはあまり知られていませんが、クイズ愛好者たちが作った問題や大会で使われた問題が、紙の同人誌や電子書籍の形で頒布されています。

 

 今後の記事では、それぞれのツールについて、使い方や設定についてご説明していければと思います。

当ブログで扱う早押しクイズについて

 クイズとは、問題が出されてそれに解答する遊びです。

 巷でよく行われているクイズの種類として、次のようなものが挙げられます。

 [解答権の得方による分類]
  ・ペーパークイズ:
  ・ボードクイズ
  ・早押しクイズ
  etc.

 [解答フォーマットによる分類]
  ・○×クイズ
  ・択一クイズ
  ・一問一答クイズ
  ・多答クイズ
  etc.

 ほとんどのクイズでは、正解すると加点などのご褒美が与えられ、誤答すると減点や休みなどのペナルティが与えられます。そして、ほとんどの場合、1回のゲームで複数の問題が出され、ご褒美とペナルティの積み重ねによって勝敗や順位が付きます。

 当会は未経験の方が多く、「これが正統なクイズだ」という刷り込みをしないよう慎重にならなければなりませんが、クイズサークルとしてイメージしやすいのはやはり早押しクイズでしょう。改めて説明しますと、早押しクイズとは次のようなクイズです。

 複数のプレイヤーに向けて音声で問題が読み上げられ、プレイヤーがボタンを押すとそこで読み上げがストップします。一番最初にボタンを押した人に解答権が与えられ、一定時間内に正解できればポイントが入り、できなければ何らかの罰が課せられます。

 特に日本の市中で行われているクイズでは早押しクイズの人気が高いです。学校のテストと違って「解答権を得る」というプロセスが独特で、特別な体験になることが理由でしょうか。

 当ブログではまず、クイズの中でも、早押しクイズをオンラインでやる方法を中心に述べていきたいと思います。

 余談ですが、ペーパークイズについては「オンラインストレージ上の文書や、ツイート画像で問題を公開し、見た人に解いてもらう」「Googleフォームなどを利用して解答を集めて採点する」などのやり方があります。

ごあいさつ

 皆様はじめまして。放送大学クイズ研究会を主宰しております山下と申します。放送大学には2020年入学したばかりですが、長年クイズを趣味としています。クイズ研究会をまずは任意団体として立ち上げ、仲間を募集しています。本ブログは日々の活動のお知らせなどに使う……予定でしたが、少し事情が変わってきました。

 団体を立ち上げたものの、通信制ゆえの地理的条件や、昨今の時勢を受けた対面活動の縮小傾向があり、当面の間は実際にどこかに集まって一緒にクイズするという活動は難しいものと考えております。

 幸い、ネットワーク環境が充実した現在では、有志の方々が開発してくださった各種ツールを利用し、オンラインでクイズを遊ぶことができるような仕組みが整ってきています。

 そこで、本ブログではまずオンラインでクイズする環境の整え方をお伝えすることが急務と考えました。いくつかのツールを紹介しながら、オンラインでクイズを遊ぶまでのご案内をすることを目的としています。特に当会はクイズ経験やICT習熟度等に大きな幅がある可能性が高いため、全ての方のニーズにお応えするには至っておりませんが、不明点等は個々に対応させていただくつもりです。コメントやTwitter(クイズ研究会メンバーの方はLINEでも)にてお寄せください。

 落ち着いてきましたら本来の使い道である日々の活動のお知らせにも使っていきたいです。いずれにしても環境構築はオンラインでのクイズで最初の壁になるところでもありますので、ここでまとめておくのも後々役立つだろうと考えております。

 若干見切り発車で動いていますが、暖かくお付き合いくださいますよう、よろしくお願いいたします。